[PR] 新築 Evolution&ReraOrganization in blog 十万HITばんざーい!

十万HITばんざーい!

すいません、一桁捏造しました。

今日はSSだけおいていきます・・・。

文霖SS。ヤンデレ化しそうになったぜ。

しかしまぁ、俺の文章くどいというか似非誌的文章というか・・・くさいというか・・・支離滅裂というか・・・まぁいい。

にしてもなんか俺らしくないな今回のSS。

それでは一通りの言い訳を聞いたところで、どうぞ。




――そして少女は、前へと進むことを決めた。


















「こんにちわっ!」

ある日の、もうすぐ夜になろうかという時間。
私は、香霖堂へと足を運んでいた。

「ん? 文か。おや、夕刊なら受けとっているよ?」
「いえいえ。暇なので来たんですよー」

嘘。真っ赤な、嘘。ただ彼に会いたかった。それだけだった。

彼を好きになったのはそんなに昔ではない。
魔理沙さんと霊夢さんがよく行くということで、取材に来たときから、気になっていた。
彼の目、顔、喋り。そのとき既に――彼の全てに魅了されていたような気がする。
その感情は、最初は理解できなかった。恋も愛も、知らなかったから。

割とすぐ気づきましたけど、ね。

その後も。取材と称して、何度も何度も彼と喋った。とても楽しかった。
彼の目の前で書く文花帖に、彼の言葉は記さなかった。
ひたすらに、彼への想いを書き込んだ。
彼の目の前で、私の手の中の文花帖の中で、私はずっと彼に想いを叫んでいたのだ。

「ふむ。それじゃあ何か買って行ってくれるとありがたいんだが」
「すいません・・・。お金持ってきてないんです」
「やれやれ。ここは一応店、なんだけどね」

彼が呆れたような顔をして、肩をすくめた。
ごめんなさい、新聞が売れてお金が入ったら必ず何か買います。

「全く。君も魔理沙も霊夢も・・・ここを何だと思っているんだろうね」

冗談めかしたような喋り方で、彼が言った。
そして私は――とてつもなく、悲しくなった。

彼は私との会話の中で、最低一回は必ず魔理沙さんと霊夢さんの名前を出す。
他意はないのだろう。彼と最も関わりの深い人物は彼女たちなのだから、当然と言えるのかもしれない。

それでも私は悲しかった。とてもとても、悲しかった。

彼の目に、私が映っていないような気がして。

彼の頭に、私の存在がないような気がして。

彼の記憶の中の彼女たちが、私を笑っているような気がして。

ただ、悲しかった。






そして。






ずっと我慢していたのがついに切れたのか――気が付けば、私は涙を流していた。

「なっ・・・文!?ど、どうしたんだ!?」

彼が慌てて私に近づいてくる。それでも、私は涙を止められなかった。

「ひっぐ・・・ひっぐ・・・」
「どうしたんだ、一体・・・?」
「うああ・・・・ひっく・・・」

悲しくて悲しくて、私は涙を流し続けた。
彼が困った顔をしているのが涙でぼんやりとした目で見えたけど、止まらなかった。
止めたくないのかもしれない。泣いている間は、彼が私を見てくれているから。

卑怯な女だ、私は。

そう考えるともっと悲しくなって、私の涙は更に増えた。










突然、暖かい感触がした。びっくりして目を開けると、彼が私を抱きしめて頭を撫でていた。

「落ち着け、落ちつくんだ・・・」
「うああああああああああ・・・・・ひっぐ・・・うぅ・・・」
「ふぅ・・・少し、落ち着いたかい?」
「落ち着きません・・・」

貴方がこんなに近くにいたら、落ち着けるわけがないでしょう。
こんなにも、近くに。愛しい貴方が、こんなにも。

「えっ・・・?そうか、困ったな・・・幼い頃の魔理沙はこれで泣き止んでくれたんだが・・・」
「・・・・・・!」
「とにかく。何があったのかは知らないが・・・」
「も゙っど私を見てください゙ッ!」

思わず、私は叫んでいた。

「私は貴方が好きなんですッ!いっつもいっつも、魔理沙さん、霊夢さんって・・・うわあああああああああああああああああああああんッ!」

勢いで――私は彼に、自分の想いを叫んでいた。
文花帖の中でだけ叫んでいた想いを、叫んでいた。
涙は止まらない。今度は止めたくないんじゃない、止められないんだ――







「ごめんよ」
「え゙っ・・・?」

泣き続ける私に、霖之助さんがぼつりと言った。

「君の想いに気づけなくて、そして、答えられなくて」

彼の言葉を理解するのに、数秒の時間を必要とした。そして、理解した。



私は、振られたのだ。



急激に涙が引いた。何故か、爽やかな風が、私の心に吹いた。
簡単に言えば――スッキリとした気分になったのだ。
彼を想いを告げて、彼は彼なりの誠意を持って、私の想いを否定した。そんな気がした。

「うふふ・・・あっはっはっはっはっは!」
「お、おいおい。どうしたんだ急に?」
「私らしくなかったのに気づいたんですよっ」

これでいいんだ。私は全力で、本気で彼が好きだった。愛していた。
でも、彼は私を愛してはいない。



それでも良かった。はっきりと、それが分かって。
ずっと悲しかったのは、ただ――分からなかったからだ。彼の、私への気持ちが。

そして今、それが分かった。彼は私の想いを受け取らない。
それでいい。それでいいんだ。それが分かっただけで、いいんだ。

私は、前に進める。

想いを受け取らないのなら、受け取ってもらえるまで頑張る。
それでこそ、私だ。

彼は私の気持ちを既に知っている。
私は彼の気持ちを既に知っている。

その二つの事実がなかったついさっきまでよりは、私は一歩進んだのだ。
頑張ろう。彼が私を好きになるまで。彼が私を愛してくれるまで!



・・・でも、ちょぉっとだけ。ちょっとだけ、霊夢さんと魔理沙さんより、更に一歩進ませてもらっちゃおうかな!



「霖之助さん!」
「な、なんだい?」
「貴方に、私はたった今、フラれましたよね?」
「あ、あぁ」
「慰謝料をもらいますっ」
「えぇ!?」
「あ、お金じゃ駄目ですよ!」
「と、いうと?」
「キス一回!」
「!? いや、だから・・・すまないが、君の思いは受け取れないと・・・」
「分かってますっ! だからこそのキスを下さいっ」
「いや、その理論はおかし「キス一回っ!」いや、だから「キスっ」えーと「キスっ!」・・・分かったよ」

霖之助さんはあっさりと折れた。彼が我侭には弱いのは、よく知っている。
そして、彼は――私のおでこに、軽く唇を当てた。

うん、これで十分ですっ!

魔理沙さんと霊夢さんより、私はきっと、一歩前に進んでます。

そして、さっきまでの私よりも――ずっと、前に進んでるんですからっ!

卑怯な女でもいい。いつか彼が――私の想いを受け取ってくれるならっ!
コメント

>芦桐さん
うん、まずは落ち着いてくれ。
そして次に落ち着いてくれ。
最後にまた落ち着いてくれればOKだ。
ホント・・・もう少し眠気が薄ければ・・・ヤンデレ化できたのにっ・・!(こら
>ピースケさん
おぉ、おしかったですねぇ・・・。
これからも頑張りますよ、僕は!
目指せ一日一万HIT!(無理

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